個人賛同フォームに寄せられたメッセージをご紹介します。
岡橋時子(シニア女性映画祭スタッフ)
5月にリブ温泉合宿で、関東、関の女性たちで利用しました。40年の間、研修などでも何度か宿泊。関からは遠いけど、国立ならではの施設。行くのが楽しみなところです。多くの女性たちのためにも、是非存続おねがいします。ヌエックを無くさないでください。
吉高裕佳子(京都府京田辺市議会議員)
声明文を作成してくださり、ありがとうございます。機能強化を言うならば、施設の存続があってこそで、それは容易にわかることです。それをあえて機能強化のため、と言ってることに、憤りを感じます。我が町でも男女共同参画に関する予算はとても少ない状況です。ヌエックの研修棟、宿泊棟が撤去廃止されてしまうと全国の自治体に対しても影響があると考えます。周囲でも知らない方がおられます。そもそもヌエック自体をご存じない方もおられることから、この機会に知らせていきたいと思います。
松田敏子(ちば菜の花会世話人代表)
国立女性教育会館は、ジェンダー平等を進めるうえで、貴重な施設です。取り壊しは断固反対します。この会館で勉強し、仲間づくりをし、全国の方々の動きを知って、どんなに心強く思ったことでしょう。今後の存続を切に希望します。
竹花郁子(道南ジェンダー研究ネットワーク、元函館市議)
1993年に函館市国内研修生としてヌエックで宿泊研修したのが,女性学、ジェンダーとの出会いです。以来、ジェンダー平等を目指して活動してきました。国内外からの参加者が寝食共にして語り合う場,機会はとても効果あり、重要と考えます。また、1998年ジェンダーフォーラムでの「女性を議会に!」の熱気に押されて、議会への挑戦を呼びかけたのでした。
秋枝ゆう兒(東京都北区 社会教育職員)
40年前、ジェンダー問題の講座を企画した時に宿泊の学習会に利用させてもらったのが最初の関わりでした。自然の中にある落ち着いた学びの場での学習は、その後の地域でのジェンダー学習の取り組みの出発点になりました。その後埼玉で保育運動に関わっていた時は、毎年冬に「保育のつどい」という学習イベントを実施させていただき、活動と学習の大きな支えとさせていただきました。夕方にロビーを開放していただき実施したミニコンサートも、とても貴重な時間でした。目的と機能と空間が一体となってこその施設です。日本政府のジェンダー問題への取り組みの遅れが国際的にも注視され今こそ施策の充実が図られるべき時に、機能の縮小ではなく歴史を踏まえた充実をこそ図ってください。
高岡直子(医師)
国際的にもジェンダーギャップ下位国である日本の典型事例の一つが、この国立女性教育会館で起きている「機能強化という名目による一部閉鎖・廃止・縮小問題」です。多くの国民が自分たちの財産である国立女性教育会館というナショナルセンターの危機を知らされていないことも問題です。スクラップ&ビルドの時代は終わっています。日本の知見を生かし必要な補修を行い、施設として付加価値を高めて利用することは可能ですし、その動きが古い遅れた日本のイメージの改善と新しい希望のイメージ創出にもなるでしょう!今後予想される大規模災害に備える意味においても、首都近郊の防災拠点として大きな価値ある国立施設だと思います。宿泊棟、研修棟を残し、現状通り一体のものとしての存続を強く求めます。ジェンダー平等今すぐ!を合言葉に、人権もジェンダー平等も、先進国標準から大きくズレたままの日本。ナショナルセンターとしての国立女性教育会館は、今後さらに重要度が増すポテンシャルを持っています。活用のためには宿泊棟と研修棟も併せた全体での存続が必須です。また、災害大国日本においては、首都近郊にいざという時に避難・救援拠点としても「国立」施設として、全体をそっくり保全する意義は大きいと思います。目先の判断で将来を誤ってしまうことのないように、この声明に全面的に賛成します。