ジェンダー平等を考える世田谷の会・市民連合めぐろせたがや合宿より参加者の声

 


2月15日〜16日、ジェンダー平等を考える世田谷の会・市民連合めぐろせたがやを中心に有志の方たちがヌエックで合宿し、学習会を行いました。参加者の声をご紹介します(マーカー追加はヌエネット)


・食堂と研修棟の利用だけでしたが、食堂は広々したスペースに関わらず8割位の利用者が占めており、地元の貴重な雇用受け皿とも想像し、縮小するのは本当にもったいないと思います。働かれている方も笑顔で気持ちよく利用できました。
・障害者の立場から、障害者用お風呂につきまして、肢体不自由で上腕を使って下半身の移動を図るため、湯船が床面と同じ低いところにあるため、湯船から出て椅子の座面にまで身体を引き上げるのに、高低差が少し大きいので、補助具が必要に思います。
それ以外は車椅子自走で快適な環境でした。このような障害者が複数で安心して利用できる施設は、災害時障害者避難含めて貴重です。正面玄関前、研修棟前のスペースも障害者仕様として問題なく安全です。改めて、多様な利用者が安心して、フォーマル、インフォーマルな会合、交流が出来て宿泊できる施設として存続することを強く希望します。
この2月に初めて宿泊させていただきました。その広さに驚く程のバリアフリー宿泊施設と、ゆったりした研修施設を使わせていただきました。建設当時の日本が持っていた国の品格に感銘を受けました。この施設と機能を縮小するのではなく、維持、発展させるのが国のあるべき姿と思います。館長様をはじめとした当事者の皆様方の上げられる声を応援致します。

・二日間いろいろみなさんのために気を配って下さり、ありがとうございました。場所も広くのびのびとできる所でした。残念なことですが、何も伝えずに、「突然」ということがここでも!と思いました。私たちがヌエックに行ってその価値や現在の状況も理解できたので、あとはこの「宿泊棟や研修棟を使い続けたい」という連帯をどれだけ広げられるかと思います。特に政治の場の人たちに、使い続けたいことをもっと広げることが必要だと思いました。現在利用する人たちをもっと広げることも大事なことだと思います。まとまっていませんが、4月以降も使いたいのでよろしくお願いします。

・国立女性教育会館 館長様

・ヌエックには2回目の宿泊でしたが、またまた満足して帰って来ました。今回は研修も3回やり、いつもは時間のない中で活動しているわたしたちですが、じっくり話し合いができました。大きなお風呂も堪能し、食事も美味しくて気持ちよく過ごせました。福島の子どもたちの保養キャンプにも使えると思い、今のままで使わせてもらえればどんなに良いかと思いました。国立のセンターなので、もっともっといろんなことに利用できたら嬉しいです。

・今回15(土)、16日(日)と、1泊でヌエックを利用させていただきました。私は以前1回宿泊し、2回研修で来たことがあります。その時の感想は、とても素敵な所だ、と言うものでした。それが今回、その素敵なヌエックが、本部棟だけを残して宿泊棟、研修棟を壊してしまうということを聞き、大変驚き、なぜそんな酷いことになるのかと信じられませんでした。でも現実でした。全国の女性たちの大切な施設が無くなってしまうなんて、どう考えてもおかしいです。

・今回1泊して泊まった宿泊棟のお部屋は、お掃除が行き届いていて清潔で、気持ちよく利用できました。ベットと寝具も良く、おかげさまで、夜良く寝られました。お食事もみな美味しかったです。ごちそうさまでした。食堂の職員の方々はいつも親切に対応してくださり、嬉しかったです。ありがとうございました。それから、館内とお庭のお掃除や手入れが丁寧にできていて、職員の方々のヌエックの維持管理への愛情・情熱を感じました。素晴らしいと思いました。これからも、引き続きヌエックが、女性を始め、多くの人たちの研修と交流の場になっていくようにと切に望んでいます。これからもよろしくお願いいたします。

・先日(2月15日・16日)、東京都世田谷区・目黒区の市民グループの人々と勉強会・合宿に利用させていただきました。自然豊かな広大な敷地に、宿泊棟、研修棟、茶室などが点在し、すばらしい場所だと思いました。宿泊棟の洋室、女性用の大浴場、レストランはすべてゆったりとした清潔な空間で、くつろいで過ごすことができました。また、スタッフの方々の心あたたかく親切な対応には改めて感謝の言葉をお伝えしたいと思います。このような快適な施設が取り壊されると聞き、残念でなりません。都内から1時間余りで行くことができ、宿泊費も高額ではなく、なおかつ安全で安心して泊まれる施設はそうたくさんはありません。従来通り、女性教育のナショナルセンターとして、また新たな機能も付加して、既存の施設を存続させることはできないのでしょうか。現在は、DⅤに苦しむ女性、学校にも自宅にも居場所のない若い女性、困窮し生活を立て直す術を探している女性などが増えています。さまざまな困難を抱えている女性を支援する機能も加われば、施設を有意義に効率的に使えるのではないか、などと考えます。 ヌエックに初めて宿泊して、「行ってよかった。また泊まりたい」と思っています。宿泊棟、研修棟は何とかぜひ存続を。再考してくださいますようお願い申し上げます。

・ヌエックは緑豊かな敷地、充実した資料を持つ図書館、自由に集う場の工夫が随所に用意されている堅牢な建築、清潔で整った宿泊棟、広く開放感のあるレストラン、伝統的な豊かさと文化を体感できる茶室、国際会議から小さな話し合いや日常的な学習会まで対応することが出来る研修棟…これほどの施設を誰でもが安心して安価に使える、国立の施設の大きな価値を感じる場所に違いありません。「ヌエックはわたし達みんなの財産だ」と、壊されてしまいそうな今改めて感じた2日間でした。使う人も、働く人も、今まで来たことのある人も…人が自由に集うことや人のために働くこと、学ぶことがどれほど大切なことか、ヌエックの施設は全体で体験を積み重ねて来たことは間違いないことです。行き過ぎたデジタル化依存、表面的な利益誘導にヌエックもわたし達も子ども達も飲み込まれて行くことに違和感があります。障がいのある人ない人、オールジェンダーのみんなで、長寿命化施設のモデルケースとしてのヌエックに泊まって使って行きたいと強く願っています。気持ちの良い2日間をありがとう、ヌエック!