参議院法務委員会で福島みずほ議員質疑「独立行政法人男女共同参画機構法案について」

2/5院内集会に参加、発言してくださった福島みずほ参議院議員が、3/24の法務委員会でヌエックの施設撤去について質疑を行い、研修棟・宿泊棟の存続を強く求めました。

[動画]参議院法務委員会で福島みずほ議員質疑「独立行政法人男女共同参画機構法案について」(参議院インターネット審議中継)

国会質疑情報:2025年3月24日(月) 質疑者:福島みずほ氏(立憲民主・社民・無所属) 委員会:法務委員会において辻清人内閣府副大臣に対して質疑を行う

福島) 独立行政法人男女共同参画機構法案についてお聞きをします。 施設設置型法人とせずっていうのはどういう意味ですか。

辻清人内閣府副大臣) はい、福島様のご質問にお答えします。従来の国立女性教育会館は法律上ですね、女性教育指導者等に対する研修のための施設を設置することおよび当該施設を研修等の利用に供することなどを業務の範囲として定めています。一方で、今般の法案で設立予定している男女共同参画機構はこのような研修施設を設置することなく、特定の場所や方法にとらわれず、多様な研修その他の事業を展開していくことを業務としているため、法案のご説明等を行う際には施設設置型法人とせずとしています。

福島) なぜ宿泊棟や研修棟を撤去するんですか。

辻) 男女共同参画機構は従来ですね、国立女性教育会館が行ってきた事業から事業内容の高度化を図ることとしています。具体的にはオンラインの利点を生かした多様なスタイルの研修や、民間施設等を活用した全国各地での宿泊研修テレワークにより、幅広い分野の専門家等の協力を得て調査研究を実施することなどを想定してます。このように特定の場所や方法にとらわれない多様な事業を展開するため、新法人に必要な機能を本館に集約することとし、老朽化し、また施設の利用が低迷している宿泊と研修と、体育施設等の施設については、新法人としては保有せず、令和12年度までをめどに撤去を目指すこととしております。

福島) 撤回してくれませんか、これ国立女性教育会館、嵐山にあり、もう私も何度も、多くの女性たちがここでつまり外国からも人を呼び、研修やったり集会をやったり。バリアフリーなんですよね。障害のある人たちも使える施設で、日本で唯一のナショナルセンターなんです。なんでそれを宿泊棟研修棟撤去なんですか。金額は微々たるものですよ軍備費などに比べたら。オンラインも重要です。全国に行くのも重要です。しかし何でこれを切り捨てて、オンラインだけでやるのか。やっぱりみんなが一堂に会して議論することの良さってあるんですよ。どうしてこういうところをケチるのか、というのがわからないんですよ。

辻) はい、男女共同参画に関する国の実施体制を強化する中でですね、各地の男女共同参画センターを強力に支援していくためにはハード中心からソフト中心の機械の転換を進める必要があると考えてまして、現在の施設の利用が低迷する中その維持管理には、年間修繕費等に平均して大体二、三億円を要しており、清掃や警備のために年間1億円弱の委託費も必要です。政府としては時代の変化に対応し、方針の機能をより有効に発揮しやすい組織業務に応じた施設のあり方として、新法人では施設を保有しないこととしたものです。

福島) 撤回してください。 神奈川の女性センターも、江の島から藤沢に移り、どんどん機能が縮小していったんですよね。やっぱり宿泊棟があり研修棟がありみんながそこで集まれる。世界中から集まれるんですよ。これ極めて重要で。今おっしゃったように、2、3億じゃないですか。コロナのときには確かにオンラインでやって、オンラインも大事です。やったらいいですよ。でもオンラインだけだったら、集えないんですよ。草の根でみんなが集まるところがなくなる、唯一のナショナルセンターで1億2億が出せないって残念ですよ。防衛予算なんかに比べたら本当に微々たるものじゃないですか。唯一のナショナルセンターなんですよ、この撤回を求めます。宿泊棟研修棟を残してください。これ本当に残してください。そのことを強く申し上げます。